アルジェリア:アマーズィーグ人の王の彫像をめぐり論争が白熱(5)
2021年01月12日付 al-Quds al-Arabi 紙


■彫像とファトワーのはざまで…アマーズィーグ暦新年を迎えるアルジェリアの「頭痛」

【アルジェリア:アナトリア通信、フッサームッディーン・イスラーム】

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〇アマーズィーグの歴史

アルジェリアにおけるアマーズィーグの歴史の端緒は、イエス・キリストの誕生する950年前にさかのぼる。

アマーズィーグ暦の新年を祝う起源については、2つの歴史的な物語がある。一つ目は、アマーズィーク暦元日は大地と農耕全般への祝賀を象徴しており、農民と人びとにとって良い1年になるよう願うものだという。

二つ目の物語では、アマーズィーグ人の王であるシェションク王がエジプトのファラオであったラムセス3世に勝利した日だとされている。

「アマーズィーグ人」とは、東はエジプト西部のシワ・オアシスから西は大西洋、北は地中海から南はサハラ砂漠に至る広大な地域に暮らす先住民族である。


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( 翻訳者:下宮杏奈 )
( 記事ID:50532 )