シリア:「プランC」へと進むアサド大統領(1)
2021年01月20日付 その他 - al-Arabiya.net 紙
■アスマー夫人に関する計画がとん挫した後、アサド大統領は「プランC」へと進む
【アル・アラビーヤネット】
シリア大統領選挙の期日が近づくとともに、同国のバッシャール・アサド大統領が、政権にとって第一かつ基本的な計画にのっとって立候補を行うかどうかについての憶測が広まっている。しかし、ワシントンを拠点とするシリア人ジャーナリスト兼政治アナリストであるアイマン・アブドゥッヌール氏によると、アサド大統領の続投あるいは再選に対する世界的な拒否のトレンドは、同氏の政権に対し同氏の妻であるアスマー氏を立候補させる「代替プラン」または「プランB」を構想させるよう促した。さらに米国は、同様の構想の存在によってアスマー氏およびその家族に制裁を課すことを決定し、その結果アサド政権はあらたに「プランC」を計画することを余儀なくされたという。
アスマー氏の転落はアサド大統領を混乱させた
アブドゥッヌール氏が水曜日に行われた「アル・アラビーヤネット」との通信のなかで述べた内容によると、3番目のシナリオまたは「プランC」の様相は、シリア国内の過半数を占めるスンナ派に属する「個人」(の擁立)による解決策によって体現されるものであるという。アサド大統領を代替する「個人」は、元少将あるいは元大佐として陸軍機関に所属し、政権に対する忠誠心を確保可能であるような人物である可能性が高い。また同時に、政権に対する革命が試みられた数年の間、アサド大統領の軍隊が関与した殺害に加担しなかった人物である可能性が高いという。
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:50536 )