シリア:「プランC」へと進むアサド大統領(2)
2021年01月20日付 その他 - al-Arabiya.net 紙
■アスマー夫人に関する計画がとん挫した後、アサド大統領は「プランC」へと進む
【アル・アラビーヤネット】
アブドゥッヌール氏が本紙に述べたところによると、米国がアサド大統領の妻であるアスマー氏およびその家族に対して課した制裁と、これまで政権が推進してきたアスマー氏擁立計画のとん挫は同大統領を「混乱させた」という。また同氏がとりわけ強調するところによれば、アサド氏とアスマー氏は一つの政権が有する二つの側面を表わしているという。
シリア問題を専門とするジャーナリストは、自身がダマスカスに有する複数の情報筋を引き合いにしつつ、アサド政権が「プランC」を選択した場合、軍出身の人物であれ治安部隊出身の人物であれ、欧州においても米国においても制裁対象となっていない「将校」を擁立することになるだろうと結論付けた。
しかし同時にアブドゥッヌール氏は、特にアサド政権に属する将校の大多数が制裁対象であること、あるいは彼らの圧倒的多数がシリア人の殺害に関与しており、和解の形式に適合しないことから、擁立候補として民間人が選択される可能性も否定しなかった。
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:50537 )