シリア:アサド大統領がオスマン家当主の遺体に関して異例の決定
2021年01月22日付 その他 - al-Durar al-Shamiya 紙
■アサド大統領がオスマン家当主の遺体の埋葬に関して異例の決定を下す
【ドゥラル・シャーミーヤ】
トルコのメディアが報じたところによると、シリアのバッシャール・アサド政権は、3日前にダマスカスで逝去したオスマン家当主デュンダル・アブドュルカリム・オスマノグル王子の遺体の埋葬に関連し、予期せぬ驚くべき決定を下した。
「サバ―フ」紙が述べたところによると、シリア政府は、シリア・トルコ間の関係が緊張していることを理由とし、オスマン家当主デュンダル・オスマノグル氏の遺体を搬送することを禁じたという。
同紙はさらに「アサド政権がオスマン家の遺族たちに対し、シリアの首都ダマスカスの家族墓地にオスマノグル氏を埋葬することを正当な理由なく禁じた」と報じた。
同紙が報じたところによると、オスマン家の遺族たちはダマスカス市から約40 km離れた土地の区画を購入し、そこに王子を埋葬することを強いられたという。
オスマン帝国のスルタンであるアブデュルハミト2世の4番目の孫であったデュンダル・アブデュルカリム・オスマノグル王子は先週火曜日の未明、長期にわたる不治の病との闘いのすえ、シリアの首都ダマスカスで逝去していた。
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:50544 )