トルコ中小事業者連合のベンデヴィ・パランドケン会長は、中小業者からの要望を伝えるためエルドアン大統領と面会し、新型コロナウィルス対策によるマイナス影響の緩和のため、6つの点で支援を要望した。
中小業者は新型コロナ対策によるマイナス影響の緩和のため、6つの点で支援を要望した。トルコ中小事業者連合(TESK)のベンデヴィ・パランドケン会長は、エルドアン大統領とイスタンブルで面会し要望を提出した。パランドケン会長は「非常に実りある面会だった。大統領には問題を担当大臣と評価の上、閣議で議論すると言っていただいた。新型コロナ対策のため苦境にあえぐタクシードライバー、事業者、レストランの状況を伝えた」と語った。
■要望の内容
面会でパランドケン会長が提出した要望は以下の6点。
①新型コロナの感染拡大のために事業や営業に影響を受けている商工業者に対する、商工業者が商工組合金庫(ESKKK)を通して利用し、支払いが滞ったローンの返済の1年間の無利子での猶予、融資を受けられなかった商工業者に対する、最低1年間の無利子の融資による支援
②商工業者に対する現金による直接支援の枠組の拡大とその継続
③新型コロナの流行により最も被害を受けたセクターである商工業者とその従業員に対する、社会保険、税、電気、水道、ガス料金と家賃支払いの1年間の無利子での猶予
④新型コロナ対策のため営業を停止させたコーヒー店、インターネットカフェ、結婚式場、ゲームセンター、ビリヤード場、フットサルコートと、テイクアウトのみの営業とされたレストラン、大衆食堂、ケーキ屋、カフェ、フードコートの、利用者のHESコード[コロナウィルス感染の経歴を示す情報]提示を条件とした営業再開
⑤商用車の燃料の割引
⑥社会保険料の支払いが滞っている商工業者に対する、公共医療サービスの利用機会の提供の1年間の継続
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( 翻訳者:麻生充仁 )
( 記事ID:50548 )