エジプト:政府系企業の清算決定の無効を求める訴訟
2021年01月27日付 al-Quds al-Arabi 紙


◼️エジプトで政府系企業の清算決定の取り消しを求める訴訟

【カイロ:本紙】

エジプトでは、1950年代創業の政府系企業ヘルワン鉄鋼会社の清算決定に対する怒りの声が収まらない。多くの社員が、行政裁判所に、ムスタファ・マドブーリー首相とヒシャーム・タウフィーク公共部門大臣を相手取り、75司法年第26731号訴訟を提起し、政府系鉄鋼会社の清算決定の無効を求めた。

労働者問題を扱う人権団体、労働組合と労働者サービスセンター(CTUWS)は、(エジプトの)国会議員に対し、会社の清算決定の棄却と調査委員会の設置を求めた。

CTUWSは昨日、「先週木曜日の白熱した本会議の議事録に非常に注目している。本会議には公共部門大臣も出席し、同省の計画とそのための戦略を説明した。そして議員たちと議論を交わし、自身の意見も述べた」と声明を発表した。

声明では「(公共部門)大臣は、省の業務内容やそれに関する計画を提示した。50人の議員で議論した結果、議員の大多数が、省の計画を否定した。特に、長い歴史を持ち、エジプト国民にとって特別な存在である政府系鉄鋼会社を清算する決定には反対した。議員たちは口々に、この会社がエジプト産業を代表する重要な建造物として重要であり、その保存・維持のために十分な対策を講じなければならないと強調した」と報告した。

(後略)

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( 翻訳者:當麻 舞美 )
( 記事ID:50579 )