ヨルダン:サウジアラビア大使の奇妙な言動(1)
2021年01月26日付 al-Quds al-Arabi 紙
She・タガウ
■「シーア派の三日月」と「パレスチナの先鋒」としてのヨルダン・・・サウジアラビア大使は、曖昧さを「ふるいで振りかけ」たり、「マンサフとクナーファ」を気にかけたりしている
【ロンドン:本紙】
サウジアラビアの外交車両が、ヨルダン首都東部の地区の一つにある、とある商店の前に止まっている。数分後、サウジアラビア大使館はヨルダン工業商業省に連絡を入れる。「she・タガウ」という店名に対する不満を伝えるためだ。その意見が受け入れられると、、担当スタッフたちが動き、その店名は取り消され、店のオーナーに通達される、というのはこのオーナーの談である。また、本紙も、たとえその名前が人気で、6年間もチェーン店各店の看板にも掲げられてたとしても、新しい店名を選ばなくてはならない、という彼の話を耳にした。
この出来事の渦中に、ヨルダン首都の商工会議所は既にこのことを知っていたようである。しかし、最も重要なのは、新任のサウジアラビア大使であるナーイフ・ビン・バンダル・スダイリー大使が、非常に目を引く方法でヨルダンの地域社会との衝突を続けていることである。彼は多くの機会に姿を現し、自身が首都アンマンの西側にある村の一つに住居を選び、首都郊外の高級住宅地の一角にある立派な邸宅を出たと喧伝し始めた。
本紙が話を聞いた複数のヨルダン人は、スダイリー大使が朝、そのヨルダンの村の近辺で新鮮な空気を吸い、地域住民と無礼講でコーヒーを飲んでいるところを目撃している。
4日前、大使は自身が主催したささやかな夕食の写真を自らツイートし、それがツイッター上で論争を引き起こした。大使の他には、優れた実業家、名の通った弁護士、そしてターヒル・マスリー元首相がおり、同時にファイサル・ファーイズ上院議長の名前も、盛んに言及されていた。
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( 翻訳者:萩原優太 )
( 記事ID:50580 )