イラン:核合意への復帰をめぐりイランがアメリカに反論
2021年01月29日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アメリカに反論するイラン当局者:核合意に復帰するために、そこから離脱したのではない

【テヘラン:ドイツ通信社】

イラン高官は金曜日(29日)、イランは核合意に復帰するためにそこから撤退したのではないと述べた。

イスラーム共和国通信(IRNA)が報じたところによると、イラン大統領府長官であるマフムート・ヴァーエジー氏の声明は、アメリカ国務長官の、同国が再び核合意に復帰する前にイランが核合意に復帰することを条件とする声明に応えて出されたという。

ヴァーエジー氏は、「我々は合意に復帰するためにそこから撤退したのではない。ヨーロッパとアメリカが義務を果たすことを確認した時、我々は合意に対する義務を果たすだろう」と付け加えた。

さらに、「我々は既に交渉を行い、そして核合意に関する交渉は終結している。合意に対する我々の立場は初めから明確で、まだ同じ立場にいる」と述べた。

また、「トランプ氏の要請の中には、核合意問題について取り扱うことがあったが、我々にとってはトランプ政権とバイデン政権の間に違いはない。以前述べたのと同様に、今日、我々は自らの立場に立脚していると言える」とも述べた。

そして「(イランのハサン・)ロウハーニー大統領が何度も宣言したのと同様に、彼らが再び義務を果たすとき、我々は同じことをするだろう」と付け加えた。

アメリカは2018年半ば、同国およびフランス、中国、イギリス、ドイツ、ロシアが2015年にイランと締結した核合意から撤退し、イラン政府に再び厳しい制裁を課した。

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( 翻訳者:平野日向子 )
( 記事ID:50584 )