レバノン:青年の死を受け、タラーブルスの暴動が再開(1)
2021年01月28日付 Al-Nahar 紙


■「タラーブルスの若者の血は安いものではない」…抗議者らは市庁舎に戻り暴動を再開

【タラーブルス:本紙】

タラーブルス(トリポリ)市で抗議活動が継続するなか、抗議者らは投石活動を行っていた同市庁舎前に再び戻った。

治安部隊はデモ参加者らを排除すべく、市庁舎の入り口に向かって複数の催涙弾を投入した。同様に複数の軍用車両がヌール広場に進入した。

市中の通りは抗議者と青年らの怒気を帯びていた。昨晩(1月27日)抗議者らと治安部隊間で発生した衝突によりウマル・タイバー青年が亡くなったことをうけてのことである。

バーブ・タッバーネで執り行われたウマル・タイバー青年の葬儀ののち、数百人からなる抗議者がアブドゥルハミード・カラーミー広場へ向かい、政治家らを非難するシュプレヒコールをあげた。

彼らはシュプレヒコールのなかでカラーミーの辞任を要求し、「タラーブルスの若者の血は安いものではなく、無駄になることはない」と強調した。

抗議者らはタラーブルス在住のサミール・ジスル議員が暮らす建物の入り口に取り付けられた監視カメラを破壊するという暴挙に出た。

暴動の動きが地区中に広がるなか、抗議者らはムハンマド・カッバーラ議員宅前の道路にゴミを投げつけたのち、複数のゴミ収集箱に火をつけた。

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( 翻訳者:片居木周平 )
( 記事ID:50615 )