シリア:ロシアの仲介によりSDF・政権間で合意が実現(1)
2021年02月02日付 al-Quds al-Arabi 紙
SDF
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■ロシアによる仲介のもと・・・「シリア民主軍」と政権間で、シリア北部の3都市における相互の包囲を解除することを規定する合意が結ばれる

【ダマスカス:本紙】

シリア民主軍(SDF)は、シリア北東部にあるハサカ市中心部に対する包囲を解除し、カーミシュリー市でシリア政権の支配下にあったハルクー地区およびタイ地区の周辺からコンクリート製バリケードを取り除いた。これはロシアの仲介のもと、SDFと政権間でシリア北部および北東部にあるカーミシュリー市、ハサカ市、そしてアレッポ市に対する相互の包囲を解くことを規定する合意が実現した後のことであった。

ハサカ市の複数地元筋が本紙に伝えたところによると、SDF軍は火曜午後、ナシュワ地区とハサカ市中心部を結ぶ連絡道上に設置していたバリケードを取り除き、カーミシュリー市の「ハーラ・タイ」地区方面に向かう複数の連絡道を開放した。さらに主要道にある全バリケードを取り除き包囲状態を解除するために同軍兵力が展開された。

同複数筋によると、この合意は食糧物資、機械、燃料、薬品のほか、民間人が必要とするその他物品をハサカ市中心部の包囲地区に導入することを政権軍およびSDFに許可するよう定めている。さらに、援助物資がアレッポ市および同市郊外にある「シャイフ・マクスード~タッル・リファアト」地域に持ちこまれることと引き換えに包囲を解除することも規定している。

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( 翻訳者:萩原優太 )
( 記事ID:50625 )