シリア:ロシアの仲介によりSDF・政権間で合意が実現(2)
2021年02月02日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ロシアによる仲介のもと・・・「シリア民主軍」と政権間で、シリア北部の3都市における相互の包囲を解除することを規定する合意が結ばれる

【ダマスカス:本紙】

シリア国営通信社「SANA」は複数の情報筋から引用を行いつつ、「SDF民兵部隊がカーミシュリー市のハルクー地区およびタイ地区に対して行っていた包囲の解除措置が開始されるとともに、彼らはハサカ市中心部に住む人々に対して課していた包囲を解除し、一部の道路からバリケードを撤去した」と報じた。

一方ロシアの複数マスメディアは、今回の原則的合意への到達がロシアの尽力によるものであったことを明かし、同合意が「米軍寄りの戦闘員らが、我々の街であるシリア最北東部のカーミシュリー市およびハサカ市に対して実施していた包囲の解除を規定するものである」とした。この報道がなされたのは、カーミシュリー市において過去数時間(火曜日中)のなかで、ロシア側と、米軍寄りであるSDF組織の指導者らの間で開かれていた集中会議が終了した後のことであった。この会議を通して、2都市において包囲下にあった複数地区に対する包囲を解除する原則的合意が結ばれた。また同複数筋は、合意が今後48時間以内に施行され、およそ20日前から課せられている包囲を終結させるだろうと予測した。

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( 翻訳者:萩原優太 )
( 記事ID:50638 )