ヒズボラ反対派のルクマーン・サリーム氏、レバノン南部で射殺
2021年02月06日付 al-Quds al-Arabi 紙

■レバノン・シーア派の反ヒズブッラー活動家がレバノン南部で殺害(写真とツイート)

【ベイルート:本紙】

ヒズブッラー反対派の活動家ルクマーン・サリーム氏が殺害され、木曜日、レバノン南部アッドウスィーヤ村とタファーフタ村の間の現場で、彼の所有する車の中から遺体が発見された。

2人の治安当局者の情報によると、「調査センターを運営するサリーム氏は、頭部に銃撃を受けた。しかし現時点では、殺害の(背後にある)動機は不明で、現在、初期調査活動が行われている状況」ということである。

情報者の1人は「サリーム氏の携帯電話は既に、シーア派組織ヒズブッラーが支配するレバノン南部の道端で発見されている。これは数年ぶりに起きた著名な反ヒズブッラー活動家の暗殺である」と語った。

レバノン当局はサリーム氏の殺害状況を明らかにするために、捜査を開始した。国営通信社(NNA)は今日、「南部地域の検察官を務めるラヒーフ・ラマダーン判事が、活動家ルクマーン・サリーム氏の殺害事件を引き継ぎ、直ちに犯罪現場検証チームと法医学者に、遺体の検死や遺体が見つかった車の捜査を命じた」と報じた。

サリーム氏の家族によると、サリーム氏とは夕方、突然に連絡が取れなくなったらしい。彼の妻はTwitterに「彼が電話に出ない」と投稿した。

サリーム氏の親族の1人は「家族は彼の失踪を警察署に届け出ている最中に、ニュースで彼が殺害されたことを知った」と述べた。

ベイルート南部ダーヒヤ地区の彼の自宅には、親族一同が集まり、言葉も交わさず悲嘆にくれる中、涙を流す者もいた。

(後略)

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( 翻訳者:原実都姫 )
( 記事ID:50640 )