イラク:クルディスタン地域副大統領は「イラク連邦予算において自らの義務を実効する用意がある」と述べ、トルコへの石油販売に関する報道を否定
2021年02月07日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ターラバーニー(副大統領):クルディスタン地域はイラクの連邦予算において自らの義務を実効する用意がある

【バグダード:DPI】

クルディスタン地域政府のクーバード・ターラバーニー副大統領は、クルディスタン地域がイラク連邦予算における自らの義務を実行する用意があると述べた。

連邦政府との交渉においてクルディスタン地域政府使節団長を務めるターラバーニー副大統領は今日日曜日、政府系の『サバーフ』紙に対して次のように語った。「クルディスタン地域は、連邦政府とのすべての義務を実行する用意がある。クルディスタン地域を経由した1日あたり約250000バレルの原油の提供であれ、非石油資源の提供であれだ。これは、イラク憲法で施行されている法律に則ったものだ」。

加えて、連邦政府に対して「地域における権利の拡充も見返りになる」と語ったという。

クルド側の高官は、クルディスタン地域政府が50年におよぶ契約に沿って、域内の油田で生産された石油のトルコへの販売を行っているとする報道を否定し、こう話した。「これは事実と異なっている。我々は50年間もトルコに石油を販売したことなどしない。むしろ、我々は、トルコの領土を経由した世界市場への石油運搬にかかるイラク連邦の協定内で行動したのであって、石油の販売ではない」。

(後略)

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( 翻訳者:新階望乃 )
( 記事ID:50653 )