シリア:ベラルーシがシリアに派兵しようとしているとの情報が錯綜
2021年02月09日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ロシアのアナリストは、ベラルーシのシリアへの部隊派遣の意向をめぐる報道を疑問視

【アンタキア(トルコ):本紙】

ベラルーシが自国の部隊をシリアに平和維持軍 して派遣する意向を示していることについてのニュースが錯綜している。アメリカの戦争研究所(IWS)はベラルーシの武装部隊が、平和維持要員600人を含む2個大隊を2021年9月中にシリアに展開させる準備をしていと発表したが、ロシアの政治的アナリスト、アンドレイ・アンティコフ氏はその信憑性に疑義を呈した。彼は本紙に「IWSはテレグラムというアプリ上のチャンネルを発信元とする情報に依拠しているが、それは確認が必要な情報である」と述べている。

 IWSはレポートのなかで、ロシアが、シリアに駐留する自国軍に対するさらなる援助を確保することをはじめとする多くの目的を実現するにこのことを扇動した、と推測した。IWSはまた、「モスクワは長年にわたり、自国の同盟部隊を活用し、シリアに展開させようとしてきた」と付け加えた。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:内田かぐ美 )
( 記事ID:50654 )