■ルブナー・ビシャーラ博士「文化と開発は完全なる文化システムである」

【シリア国営通信】

ビシャーラ博士によれば、文化的混乱とは怠慢やなおざり、あるいは能力や欲望の欠如がもたらすあらゆる分野の混乱に類似するものであるという。「ここにおいて、文化的混乱は短絡的な振る舞いとなり、また文化的侵略のなかで起こるように、意図された目標や計画された振る舞いとなるのです。問題は両ケースを含むような現状に対峙する際に生まれます。その後、文化的混乱と多面的な文化的危機が解消されるのです」。

同氏は開発と文化の関連性について、後者が前者の基礎的な柱であり起点であるため、両者間には関連性があると述べた。「開発文化は、あらゆる分野の文化的発展のうえに打ち建てられるものであり、あらゆるスペクトルの機関団体や知識人たちの努力を結集させることを必要としています。なぜなら、（開発における）後進性というのは文化システム、あるいはそれを助ける制度、法体系、資金調達などといった道具の脆弱性に帰されるからです」。

ビシャーラ博士は、シリアにおける多種多様なモザイク構造に適した文化システムを形成するために、求められる文化的アイデンティティおよび文化的計画を推進する価値観群を第一に定義する必要があると示した。こうした文化的計画とは、主要な闘争のなかでも特に文化的闘争に苦しんだ国々による、文化的伝搬に関する政策のなかに組み込まれるものであるという。

（後略）

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（ 翻訳者:木戸 皓平 ）
（ 記事ID:50665 )