東京オリンピック:マアン・アスアド選手がウエイトリフティング種目で銅メダルを獲得(2)
2021年08月05日付 その他 - Sana 紙


■東京オリンピックでシリアの不死鳥が生まれる...マアン・アスアド選手がオリンピック銅メダルを獲得

エジプトのジャーナリストであるムスタファー・ジュムア氏は以下のように評した。「我々は親愛なるシリアが2004年ぶりにオリンピック銅メダルを獲得したことを誇りに思う。シリアの様はまるで、人類が(シリアの)挑戦、進化、情熱から教訓を得られるよう、炎の灰燼から現れた不死鳥のようではないか」。

チュニジアのジャーナリストであるムアズ・ブー・ラヒーヤ氏が評したところによると、「シリア人ウエイトリフティング選手アスアドは決して諦めなかった」のだという。リオ・オリンピックでは15位の成績に終わったアスアドは、昨年4月に行われたアジア選手権で肩を負傷したために東京オリンピックへの参加が極めて危ぶまれていた。それにもかかわらず、彼は立ち上がり、アラブ人に対し新たなオリンピックメダルをもたらしたのだとラヒーヤ氏は述べる。また今回は、シリアにとっては2004年ぶりのメダル獲得となる。

ジャーナリストのアンワル・バクル氏は、ウエイトリフティング選手アスアドは、以前に合計432 kgという記録を達成したことがあるため、昨日到達された数値よりも優れた個人記録を有していることを示した。これは、彼が参加したアジア選手権およびダマスカスにおける国内強化合宿のさなかに負った怪我の影響が残っていることの証拠であるという。またバクル氏は、アスアドのもともとの目標は440kg以上の記録を達成したうえで、銀メダルを獲得することにあったことを明らかにした。また同氏は、東京オリンピックにおいて銅メダルを獲得することは「重要」以上の表現で形容すべき成果であることを指摘しつつ、シリアのスポーツの新たな成果を実現したというウエイトリフティングの例に倣うことで、これが他競技のシリア人選手たちにとっての新たな道となることを望んだ。

(後略)

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:50681 )