サウジアラビア:2018年の記者殺害事件に対するビン・サルマーン皇太子の関与が断定される(1)
2021年02月25日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ガーディアン紙「ハーシュクジー氏殺害事件に関する報告書を待っている…複数の団体がサウジアラビアにおける人権侵害者たちを罰するようバイデン大統領に圧力をかける

【ロンドン:本紙】

米国のジョセフ・バイデン政権はサウジアラビアにおける人権に関し、同国に打撃を与えることを求められている。

英ガーディアン紙のワシントンD.C.特派員であるステファニー・ケルシュゲッセナー氏は、自身によるレポートのなかで、「バイデン大統領とサルマーン国王の間で予定されている会談は礼節を欠くようなものとはならないだろう」としつつ、「(同会談は)しかし、CIAによる報告書が2018年のトルコにおけるジャマール・ハーシュクジー氏殺害事件をめぐって暴露する内容に関する警告を含むことになるだろう」と述べた。

ホワイトハウスは水曜日、「バイデン大統領がすぐにサルマーン国王(85歳)に連絡すること」、また「間もなく公開されるハーシュクジー氏(殺害)事件に関連する報告書には、凶悪犯罪への共犯者としてムハンマド・ビン・サルマーン皇太子の名前が掲載されること」を明らかにした。バイデン大統領は報告書を読んだのち、サルマーン国王と直接会談したいとの意向を述べた。

同報告書の作成は、複数の人権団体やサウジアラビアの反体制派が、同国における人権侵害に対し「打撃」を与えるよう呼びかけていたさなかに実施された。彼らは同様に、そして、ビン・サルマーン皇太子による活動家および反体制分子への起訴および弾圧を制限するための制裁を課すこと、またドナルド・トランプ前米大統領による「暴君を支持する」時代の「ページ」を新たにすることを求めていた。

(2)に進む

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:50720 )