ヨルダン:「会食」による閣僚の追放(1)
2021年02月28日付 al-Quds al-Arabi 紙


■「会食」による閣僚の追放後、再組閣に向けた内閣解体へ

【アンマン:本紙】

「私は頭を上げたまま辞任します」…この表現は政治的な大きな意味を持つ。特に、歴代の政権において司法省の最高位職を務めたのちに辞任表明を行う、ヨルダン政府の中心閣僚から発される場合には、である。

ヨルダンのビシュル・ハサーウナ首相がバッサーム・タルフーニー司法相とサミール・ムバイディーン内務相に対して出した指示に関する通告が漏洩された。政治目的ではない晩さん会に出席したことで(新型コロナウイルス)感染防止命令に違反したことについて首相が両氏を糾弾し、大臣職を即座に辞するよう指示したという、珍しい初の事例だ。しかし、多くの人がこの問題は平行線を辿ると言うように、これは局所レベルでの政治的動揺に終わった。タルフーニー氏の表現は、たとえ同氏が関連する疑惑によって辞任の命令に応じたとしても、胸の内ではこれを受け入れていないことを示唆している。

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( 翻訳者:中鉢夏輝 )
( 記事ID:50736 )