シリア:今年に入ってフール・キャンプで31人が殺害される、ダーイシュの犯行か?
2021年03月03日付 al-Quds al-Arabi 紙


■今年初め以降、シリアのフール・キャンプ内で少なくとも31人が殺害される

【AFP:フール・キャンプ(シリア)】

クルド人高官が水曜日にAFPに述べたところによると、今年初め以降、数万の国内避難民(IDPs)とダーイシュ(イスラーム国)戦闘員の家族が住むシリアのフール・キャンプで31人が殺害された。一方、人道支援団体は「悪夢」が続いていると警鐘を鳴らした。

攻撃が人道支援団体職員にも繰り返し及ぶなか、国境なき医師団は火曜日、地元の職員1人が殺されたのを受け、クルド民族主義勢力が主導する北・東シリア自治局(NES)が管理するキャンプでの事業を停止すると発表した。一方、国連は、そもそも混乱している治安状況がさらに悪化すると繰り返し警告している。

NESのキャンプにおける渉外局を統括するシャービル・シャイフ・ムスタファー氏は、AFPに対して「2021年の初めから、死者数は31人にのぼった。うち6人は鋭利なもので殺され、残りはピストルで銃殺された」と述べた。

彼はまた、「私たちは、特にイラク人とシリア人のための区画で起きている今回の殺害の背景にダーイシュの細胞があると考えている」としたうえで、「死者のほとんどはイラク人である」と明らかにした。

(後略)

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( 翻訳者:内田かぐ美 )
( 記事ID:50742 )