シリア:「アートは私たちを、曖昧模糊とした私たち自身の中の未知の世界にいざなう!」(6)
2021年03月03日付 その他 - Tishreen News 紙


■女性アーティスト、ヒヤーム・サルマーン氏、本紙に語る:「アートは私たちを、曖昧模糊とした私たち自身の中の未知の世界にいざなう!」(6)

【ティシュリーン紙:ジワード・ディユーブ】


彼は自由な人間です。決して「嫉妬」などありません。むしろその反対です。彼の木・金属・石の彫刻における豊かな経験と、私のハギレや油絵具とアクリル絵の具による絵画における経験は融合しています。だからこそ私たちの展覧会の多くがデュオ展なのです。一方の成功はもう一方の幸せと誇りの原点です。

Q7:アートは心の傷を癒すのでしょうか?それとも時間がそれを請け負うのでしょうか?絵画や彫刻などはその重要性にもかかわらず、一時的な、かりそめの場所でしかないのでしょうか?

A7:私は常に、アートは日常の細部から切り離せない一部分だと信じています。私は、どのような形であろうと人生を進むのと同じように、アートを続けていきます。そして人生が私たちを神秘的で奇妙な旅に連れて行くように、アートは私たちを曖昧模糊とした私たち自身から神秘に満ちた未知の世界に連れて行ってくれます。思考だけでなく感情と情愛に入り込む世界、おそらくそれは、作品が制作中の間は、高レベルな主観的な状態でしょう。しかし作品が仕上がった後は、私たち自身を体現するアートとして、ファンの所有物になるのです。アートに関心のない人には、私たちのアート作品が彼になんらかの痕跡を残すこと(が必要)です。それから新に旅立ちましょう。航海することにこそ癒しがあるのです。

(了)
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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:50754 )