イエメン:フーシ派が米国特使によって提案された計画を拒否(1)
2021年03月13日付 al-Quds al-Arabi 紙


■フーシ派が米国特使によって提示されたイエメンにおける停戦計画を拒否

【サナーア:DPA】

アンサール・アッラー(フーシ派)は本日金曜、米国特使によって提示されたイエメンにおける停戦計画を拒否したことを発表した。

フーシ派に属するマスィーラ衛星チャンネルはフーシ派公式報道官のムハンマド・アブドゥッサラーム氏が以下のように述べたと伝えた。「米国のイエメン特使であるティム・レンダーキング氏が提案と呼ぶものには新しさがなく、サウジアラビアと国連による一年間の意見を体現している」。

アブドゥッサラーム氏はフーシ派内部の交渉チームの主任を務めており、米国の提案は包囲の停止でも、停戦でもなく、むしろイエメンに対する外交的封鎖の復活につながる表面的な迂回路であると続けた。

フーシ派の報道官は以下のように続けた。「米国特使は国連特使(マーティン・グリフィス氏)が提示したものより劣った計画を提出してきたが、これは受け入れることができない」。

同氏は米国特使が提示した内容を、イエメンを現在より危険な段階に置くための謀略であるとみなし、戦争を終わらせて包囲を解除することに向けた実質的な変化が一切無いこと、またこの事態が相手側(アラブ連盟に支持されているイエメン政府)の手中にあるとの見解を明らかにした。

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( 翻訳者:原実都姫 )
( 記事ID:50782 )