エジプト:ナワール・サアダーウィー追悼 偉大なフェミニスト活動家の声(1)
2021年03月21日付 al-Quds al-Arabi 紙


■故ナワール・サアダーウィー…エジプト・アラブ世界で最も大きな声を上げた女性

【カイロ:ムハンマド・アブドゥッラヒーム】

ナワール・サアダーウィー(1931年10月27日―2021年3月21日)は医者であり、作家であり、フェミニスト活動家でもあった。さらに、いくつかの大学で教鞭をとった。おそらく、彼女が生まれ幼少期を過ごした環境は、彼女のその後の生涯に最初の影響を与えたものだっただろう。彼女はその後、エジプト社会で声を上げたことで存在を知られるようになった。彼女は、女性に勝利をもたらすこと、および「男性(優位)的」と評される社会における女性の問題を解決することを絶えず試みてきた。しかし、政治権力という思想それ自体は、男性支配を失策や人々に対する抑圧の代償物とする。サアダーウィーの著書『イブの隠れた顔』(原題:アラブ女性の剥き出しの顔)で述べられているように、彼女の体験は割礼手術に始まり、児童婚もさせられそうになった。

サアダーウィーは90歳で亡くなった。彼女が人生のほとんどを費やした戦いは終わらなかったし、死後も終わることはないだろう。おそらくは、自身の厳しい立ち振る舞いと最も厳しい言葉の数々のおかげで、また自身と議論する者たちの無知のおかげで、彼女は多くの支持者や歓迎者をエジプト国内外で集め、最終的に名声を得ることになった。

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( 翻訳者:藤原路成 )
( 記事ID:50820 )