初等教育、カリキュラムの20%はオンライン可に
2021年03月28日付 Milliyet 紙


コロナ流行後のオンライン教育をどう実施するかが明確になりつつある。カリキュラムの20%はオンラインになるように編成される。まず私立教育機関の外国語授業で実施され始める。

トルコ私学協会(TÖZOK)の「教員の良い姿、モチベーション」をテーマにした第10回基礎教育シンポジウムが昨日(3月27日)にオンラインで開催された。教員2500人が参加したシンポジウムではイスタンブル県国民教育局長のレヴェント・ヤズジュ氏が講演を行い、コロナ流行当初から国民教育省(MEB)は迅速にプロセスに適応したことを強調し、「FATİH(機会向上・テクノロジー発展運動)プロジェクトが前提でした。MEBはテレビチャンネル3局を設立し、EBA(教育情報ネットワーク)のインフラおよびアクセス加速化により、また学習内容の成果を与えたり教員を支援する新たな出版物を作ったりすることにより、プロセスに多角的に貢献しました。これらは全てプロセスの唯一の管理者である教員を支援するという点にありました」と述べた。

■「恒久的ではない」

MEB私立教育機関総局長のDr.ムアンメル・ユルドゥズ氏は、コロナ流行当初から開校維持のために奮闘してきたと強調し、「省として、学校開校が子どもたちや教員、父母にとってどれほど重要かを直に学びました」と話した。

ユルドゥズ氏は、オンライン教育の恒久化は望まれていないとし、本件に関して次のように述べた。「オンライン教育は教育の一部として見込んでいましたが、こういった形でいきなり無くなることが、子どもたちのどういった学習損失につながるかということがわかりました。」

ユルドゥズ氏は、コロナ流行終息時にカリキュラムの20%がオンライン教育になるように活動を実施していると述べ、新たな整備について次のように説明した。「私立教育機関について言えば、カリキュラムの20%は常にオンライン教育で出来るようになってほしいです。外国語教育においては海外からその言語を習熟している者が必要であれば、授業はオンラインで出来るでしょう。私立教育機関が望めば世界各地の最良の外国語講師を見つけて生徒たちと会わせることができます。それでも教員はクラス環境に監督者として残ることになります。外国語講師と教員の二人で成績をつけることができるようになります。事前活動として私立教育機関の外国語教育でこれを開始しました。次いで他の機関でもこの活動を実施しますが、全教育機関での恒久化を計画しています。」

■「教員の価値を理解した」

TÖZOK会長のザフェル・オズテュルク氏は、前TÖZOK会長のヌールッラー・ダル氏がイズミルでの地震後、学校慰問の際に新型コロナウイルスかかった結果亡くなったと述べ、敬意と慈悲をもって悼むと話した。オズテュルク氏は、コロナ流行により教員たちは一年間多大なる尽力を見せてくれたとし、「生徒たちをこれからの人生に備えさせたり、感覚的、認識的能力を形成したりすることにおいて規範となる教員が、どれほど影響を持つかということを我々はこのプロセスで理解しました。」と述べた。

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( 翻訳者:安井 悠 )
( 記事ID:50843 )