ミャンマー:サウジアラビア国連常駐大使がミャンマーのクーデターに関する「イスラーム協力機構」の懸念を表明(2)
2021年02月26日付 その他 - al-Khaleeg 紙
■サウジアラビア国連常駐大使がイスラーム教徒民族であるロヒンギャの安全な帰還を妨害する事件に関する「イスラーム協力機構」の懸念を表明
【アル・ハリージュ:リヤド】
アブドゥッラー・ムアッリミー大使は、危機の根本原因に対処するために、ラカイン州諮問委員会によるすべての勧告を完全なかたちで実施すること、また国連によるその他の勧告を実施すること急ぎ求めた。
ムアッリミー大使はミャンマーに対し、イスラーム教徒のマイノリティ民族であるロヒンギャに対する責任を負い、すべての暴力行為と国際法違反を即時終了させるよう求めた。さらに同氏は、犠牲者への正義を果たし、国際人道法への違反および侵害を行っている人々が刑罰から逃れている事態に歯止めをかけるため、必要なあらゆる措置を講じるよう求めた。また同氏は、同様のプロセスの手始めとして、違反報告書に対する完全かつ透明性のある独立調査のほか、実効性を有した国際問責機関との連携が必要とされるとした。
ムアッリミー大使は、イスラーム教徒民族ロヒンギャの人々を支援するにあたっての機構の確固たる立場を明らかにしつつ、彼らの平和と安全を確保し、彼らに基本的な諸権利を認めるよう求めた。同氏によれば、こうした権利のなかには完全な市民権を有する権利や、ロヒンギャのすべての難民および国内避難民の自発的であり、安全であり、尊厳のある継続的な帰還を許す諸条件の作成が含まれる。
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:50848 )