スーダン:ダルフールでの部族間衝突で18人が死亡、数十人が負傷する(1)
2021年04月06日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ スーダン:ダルフールにおける部族間衝突で18人が死亡、数十人が負傷する

【本紙:ハルツーム】

西ダルフール州の州都ジュナイナにおいて、土曜日に始まり昨日月曜日まで続いた治安の悪化のなか、アラブ系の諸部族とアフリカ系部族のマサーリート族との間で大規模な暴力行為が再燃した。その結果、18人が死亡し、54人が負傷した。

複数の目撃者が本紙に伝えたところによると、双方が、通常は住民が持つことのない重火器を使用した。そして双方の砲撃は複数の政府施設や軍の病院、多数の施設に及んだ。また、政府や軍が全く不在であるなか、これまで以上に暴力的な形で人々は自身の部族を支援し、状況は完全に制御不能であるという。

ムハンマド・アブドゥッラー・ドゥーマ・西ダルフール州州知事は昨日の記者会見で「戦闘は依然として続いており、ジュナイナに非常事態宣言と外出禁止令を発出する予定である」と明らかにした。

同氏は続けて、「攻撃は南部と西部の地域に集中しており、大規模で重火器が使用されていることから、現在に至るまでこれを止めることができなかった」と述べた。


(2)に続く

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( 翻訳者:吉岡珠実 )
( 記事ID:50870 )