レバノン:ナスルッラー書記長が国内問題とイエメン問題についてコメント(1)
2021年03月31日付 al-Mudun 紙
アメリカ、イスラエルは共に消滅する段階にあり、抵抗枢軸は波に乗り始めていると語るナスルッラー書記長
■ナスルッラー氏 :組閣に向けた集団的努力…アメリカとイスラエルは没落へ
【本紙:ベイルート】
ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、二つの表現を用いながら、レバノン問題と組閣の件を取り上げた。ナスルッラー氏は「みなが、(レバノン)国家がその健康と時間を使い果たしたことを知っている。すべての物事をさておき、国内の状況に対する真の治療に向かって進むべき時がきた」と述べた。また同氏は組閣の件に関連し、「数々の困難が存在するが、我々は絶望の淵にいるわけではない。残された障壁や、努力や呼びかけを要する問題の克服に向けた試みへの協力において、2当事者以上によって、真摯かつ集合的な尽力がなされている」と付け加えた。ナスルッラー書記長は、司法官の故アフマド・ザイン尊師に捧げる「ムスリム・ウラマーの集い」追悼式典を開催した際、自身のスピーチのなかで、抵抗枢軸における(参加者)ウラマーたちの役割と重要性を説いた。
「我々は最悪の段階を乗り越えた」
ナスルッラー書記長はスピーチのなかで、「抵抗枢軸は停滞の状況にはいない。それは過去10年の間に最悪の段階を乗り越えた」と強調し、同枢軸が「未来を決定づけるさらなる行動と、武力、能力のさらなる蓄積によって、諸脅威に立ち向かっている」と述べた。またイスラエルの脅威に関連し、「イスラエルは、過去数週と数ヶ月の間、大きな声を上げており、抵抗枢軸の成長に対する懸念を持っている。抵抗枢軸は能力を伸ばし、蓄積することに取り組んでいる。イスラエル人は戦争によって脅迫するが、同時に戦争を恐れている。その理由は、抵抗枢軸の能力にある」と発言した。
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( 翻訳者:萩原優太 )
( 記事ID:50871 )