エジプト:ミイラパレードの準備が進む
2021年04月01日付 al-Quds al-Arabi 紙

■カイロ、「王のミイラパレード」へ向け装飾を行う

【カイロ】

古代エジプトの王や女王22体を移送する「王のミイラパレード」と題した前例のない荘厳な行進を迎え入れるため、土曜にカイロの通りに装飾が施された。このパレードは、ミイラが1世紀以上保管されていたタハリール広場の考古学博物館から大エジプト博物館へ至るものだ。

第17王朝から第20王朝時代の18体の王と4体の女王のミイラが、それぞれの名前が刻まれ、ファラオをイメージした装飾の車両で在位の年代順に移送されるという。なお、本パレードはカイロ現地時間で午後6時(16:00 GMT)より開始される。

7㎞にわたるパレードは厳重な警備のもと、カイロの南に位置する大エジプト博物館まで40分ほどかけて行われる。なお、この大エジプト博物館はエジプト政府とUNESCOが共同で行った最重要プロジェクトのひとつであり、先史時代から現代までのエジプト文明の様々なコレクションを収蔵している。

博物館は4月4日に一般公開されるが、ミイラは展示準備が完了した4月18日より一般公開される予定だ。

(後略)

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( 翻訳者:中村 優世 )
( 記事ID:50888 )