シリア:バッシャール・アサドと大統領選を争う16人の脇役たち(1)
2021年04月24日付 al-Mudun 紙


■アサド…そして16人の候補者がエキストラ役をめぐって争う

【本紙】

シリアの大統領選挙への立候補を申し出た申請者の数は、17日土曜日までに女性3名を含む17名に達した。一方タダームン党は、2021年5月26日に実施されることが決定している同選挙への参加を辞退すると発表した。

シリア人民議会は、憲法裁判所によって申請が認められた立候補者らの名簿を公表した。これは彼らが、新憲法の施行に伴って2014年に制定された共和国大統領選挙法によって規定されている諸条件を満たしていることを意味する。

候補者の中には、以前大臣を務めていたアブドゥッラー・アブドゥッラー氏や、2011年の市民革命勃発前に短い間勾留されていた人権活動家のマフムード・ムルイー氏の名がある。しかし現政権の長であるバッシャール・アサド大統領を除き、その他の立候補者はシリア国民から認知されていない。

バッシャール・アサド大統領との競争に乗り出すと想定される候補者たちの中には、無名であるだけでなく、いかなる学問的あるいは政治的なキャリアを有していない者すらいる。彼らの立候補はシリア国民の間に嘲笑の波を巻き起こし、彼らの多くは「エキストラという称号にすら値しない俳優たちにふさわしい茶番劇のようだ」と口にした。

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( 翻訳者:武田ほのか )
( 記事ID:50963 )