■視覚障碍者への支援を目的としたヘルワン大学工学部の学生たちによるプロジェクト
【カイロ:アル・ワタン(エジプト)】
ヘルワン大学工学部の学生たちは、アメリカのヘレン・ケラー夫人から着想を得た卒業プロジェクト「目が見えない人々のための眼鏡」を発表した。彼女は幼少期に視覚機能を失ったにもかかわらず、法律業や執筆業に携わることを望んだ。また視覚障碍者向けの眼鏡の開発に尽力することで、多くの人々にとっての礎を築いた。
その計画はマージド・ナジュム博士および工学部の学部長代理であるムハンマド・ディスーキー博士による後援に加え、同学部青年福祉部部門長のヤースィル・ジャバーリー教授による監督のもとで進められた。
ヘルワン大学工学部の卒業プロジェクトは、65歳のとある視覚障碍者が語った視覚障碍者が置かれている現状、そしてそれがいかに困難かについての証言に始まる。しかし彼を喜ばせたのは、彼にとって事態を容易にした科学技術の進歩であったという。そのプロジェクトでは、重度の視覚障碍に苦しむ200万人以上の人々(彼らのうち約100万人は完全に視力を失っている)にとっての利益をもたらすための技術発展が試みられた。
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( 翻訳者:赤塚大輝 )
( 記事ID:50982 )