昨年、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大にもかかわらず、トルコ企業からカザフスタンへ合計362.4百万ドルの投資がなされた。
カザフスタン外務省が作成した「カザフスタン・トルコの投資における協働の新時代」というレポートでは、2020年にはCOVID-19の影響で世界の直接投資額が42%減少したのに対し、トルコ企業によるカザフスタンへの投資額は過去最高の数値となった。
トルコ企業によるカザフスタンへの投資額は、昨年の新型コロナウイルス感染拡大にもかかわらず2019年比で1.3%増加して362.4百万となり、ここ30年で最大の金額を記録した。
カザフスタンに対するトルコの投資額は、カザフスタンの独立以降だと2007年の347.6百万ドルと2019年の357.8百万ドルが最大だった。
この期間中、トルコの投資によってトルキスタン、北カザフスタン、ジャンブル、パヴロダル、コスタナイの各州とヌルスルタン、アルマトイ、シュムケントの各市で合計1億9000万ドル規模の8つのプロジェクトが実行された。
カザフスタンでは年末までに10件の投資プロジェクトが新たに開始され、2023年にはトルコの投資によるプロジェクトの数を倍増させる計画だ。
トルコ商務省の報告では、カザフスタンはここ4年でトルコ企業にとって魅力的な国のランキングで順位を14上げており、今のところユルドゥズ・ホールディング、ユルドゥルム・ホールディング、YDAホールディング、アブディ・イブラヒーム、アセルサン、TAV空港ホールディング、ウルケル・ホールディングなど数多くのトルコ企業が投資を行っている。
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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:50985 )