エジプト:アル・アハリの英雄がパレスチナの現状に関して政治的発言
2021年05月08日付 al-Quds al-Arabi 紙


■アブー・トゥリーカ「パレスチナはアラブ民族の誉である..これを見捨てる者は神に見捨てられる」

【ロンドン:本紙】

アル・アフリー(アハリ)SCの英雄であるムハンマド・アブー・トゥリーカ氏は、イスラエル占領軍に対する歴史的闘争のなかで、パレスチナ人民への完全な支持を示すことにより、自身の勇敢な政治的スタンスを想起させた。これに先立ち占領軍は、アクサー・モスクにおいてエルサレム市民たちや礼拝者たちに対し攻撃を行い、「シェイフ・ジャッラーフ」地区から複数のパレスチナ人家庭を立ち退かせようと試みていた。

イスラエル占領軍は金曜日の夜に神殿の丘を強襲した。これを受けてアクサー・モスクの中庭では激しい衝突が発生、ラマダーン月の最後の金曜日に集まっていた礼拝者の集団らの一部が負傷した。この事件は、ユダヤ人入植者らが掌握を試みるエルサレム内の諸地区で、パレスチナ人たちが住居からの立ち退きを強いられる可能性について怒りが巻き起こるさなか、エルサレム、西岸地区、さらにガザ地区における緊張を高めることとなった。

元エジプト代表は英プレミア・リーグのチェルシー対マンチェスター・シティ戦の分析のためのBNスタジオの冒頭において、占領地で現在発生していることに関して以下のように述べた。「始める前に、エルサレム、そしてパレスチナの同胞に対して、挨拶を行う。誉れあるいと高き神は彼らを強め、彼らを助け、彼らを救う者を救い、彼らを見捨てる者に罰をあたえる」と述べた。

同氏は「彼らには呼びかける必要があり、我々もまた彼らに対し呼びかけることを望む。なぜならば彼らはもっとも栄光ある高潔なアラブ民族の誉であるからだ。神は占領に対して彼らを強固にし、彼らを助ける」と加えた。

(後略)

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( 翻訳者:植田晴紀 )
( 記事ID:51029 )