トルコ: 国連代表、リビアへの政治的援助を強調
2021年05月08日付 al-Quds al-Arabi 紙

■トルコの国連代表はリビアにおける政治プロセスの援助にへの同国の意欲を強調

【トルコ:本紙】

トルコのファリドゥーン・シニリー国連代表は、リビアの政治プロセスと同地域の安全と安定へのリビア人の希望を、トルコ側が援助したいとする意欲を強調した。

この表明があったのは、金曜日に行われた、トルコの国連代表とリビアのターヘル・スンニー国連代表とのニューヨークでの会合においてであった。そのなかで、両者はリビアの政治情勢の展開や二国間関係、調整方法、対話フォーラム計画の実施の継続、そして2021年の安全保障理事会決議第2570号について話し合った。

メヴリュット・チャヴシュオール外務大臣、フルシ・アカル国防大臣、トルコ国家情報機構ハカン・フィダン長官を含むトルコ高官の使節団は先週の月曜日、リビアのトリポリに到着した。

使節団は、リビア国家統一政府のアブドゥルハミド・ダバイバ首相と共に、ムハンマド・ハダード大将(同政府軍最高司令官)ナジラー・マンクーシュ外務大臣の出席のもと会合をひらいた。その会合では、両国間の関係の強化と、そのためのリビア・トルコの両国民の利益にかなうような手段が話し合われた。

注目すべきはトルコのチャヴシュオール外務大臣が、月曜日のトリポリでの記者会見の中で、以下のように述べたことである。大臣は、リビアの統一とその恒常的な安定を確保することがトルコの基本原則のひとつであり、またトルコはリビアにおける和平の実現のため努力してきており、トルコだけが、トリポリが攻撃を受けているあいだ、正式な政府の側に立っていたと述べた。

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( 翻訳者:宮川寛人 )
( 記事ID:51030 )