パレスチナ:ガザ地区でイスラエルの爆撃により子供9人を含む20人が死亡
2021年05月10日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ガザ地区北部におけるイスラエルの爆撃で子供9人を含む少なくとも20人の犠牲者(写真)

【ガザ:アナトリア通信】

月曜日、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃で子供9人とハマースの指導者を含む少なくとも20人のパレスチナ人が死亡した。この攻撃は、占領下の東エルサレムにおいて激しい衝突が発生した翌日、ガザ地区からなされたロケット攻撃に応じたものである。

イスラエル軍のスポークスパーソンは「我々はガザへの攻撃を開始した。ハマースの高級指導者を標的にして(攻撃を)開始したことを繰り返し強調する」と述べた。ハマースは、包囲されたガザ地区を支配している。

ハマースの情報筋は、「占領(イスラエル)は、ガザ地区北部のバイト・ハーヌーンにあるカッサーム旅団(ハマースの軍事部門)の指導者ムハンマド・フィヤードを標的にした」と述べ、同氏の死亡を確認した。

ハマースに帰属する(ガザ地区)保健省のスポークスパーソンは、「20人が死亡、他に65人が負傷し、その多くがガザ地区北部のバイト・ハーヌーン病院に搬送された」と述べた。

その前に、イスラエル軍のスポークスパーソンは「ガザ地区から7発のロケット弾が発射され、そのうち1機をアイアンドームが迎撃した」と指摘していた。そのうち1機のロケット弾はエルサレムからおよそ15km離れた家屋に被害をもたらした。そこでは、午後6時を少し過ぎたころに警戒サイレンが鳴り響いていた。

これは、カッサーム旅団がイスラエルに対して、衝突の舞台であったアクサーモスクの中庭から午後6時までに治安部隊を撤退させる必要があると警告した後に発生した。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:堀内優希 )
( 記事ID:51035 )