来週までに新型コロナワクチン100万回分が到着 アフガン人のワクチン接種のために赤十字にフォローアップ
2021年05月10日付 Hamshahri 紙


“イラン赤新月社社長は同機関の外国人へのワクチン接種に向けた計画について言及し、来週初めまでに新型コロナワクチンの新たな出荷分がついに到着すると発表した。”

【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信(ISNA)によると、イラン赤新月社社長のキャリーム・ヘンマティー博士は赤新月社向けにイラン国内に到着する新型コロナワクチンの新たな出荷分について触れ、「ワクチンについて、赤新月社は保健省、外務省、大使らと連携し新型コロナワクチンの輸入に向けて尽力している。今週末か来週の初めに新型コロナワクチン100万回分がイラン国内に到着予定であり、ホルダード月[訳注:西暦5月22日〜6月21日]までに相当量のワクチンが輸入される見込みである」と語った。

 同氏はイラン国内で暮らす外国人へのワクチン接種状況について、「外国人については国際赤十字・赤新月社連盟およびその事務所に対し、アフガン国民へのワクチン接種を支援するためにワクチンを提供するよう要請した。連盟は4000万回分のワクチンについて戦争が発生した国からの難民や避難民に対して割り当てることが定められており、イランにもそれが分配されることが決まっている。当然のことながらそのワクチンは国際赤十字・赤新月社連盟から今のところ用意されていないが、我々はこの件をフォローアップしている」と述べた。

 ヘンマティー博士は、「同時に、イラン国内にいるものの身分証明書を持っていない市民に関して、内務省は彼らにコードを割り当てることになっており、その詳細は保健省がフォローアップする」とし、「外国人とUNHCRの議論[外国人、特に難民もワクチン接種を受けられるようUNHCRが各国政府等に働きかけを行っていること]については、我々も外国市民に対するワクチン接種プロセスを支援できるように、ワクチンが用意できたらすぐに我々に提供するよう国際赤新月社連盟に対して書面によりはっきりと要請した」と語った。

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( 翻訳者:KMMK )
( 記事ID:51073 )