イスラエル:ネタニヤフ氏排除へ、中道政党と極右政党が連立を模索
2021年05月31日付 Al-Nahar 紙
■ラピド氏とベネット氏が水曜日、ネタニヤフ氏を排除する「変革の内閣」を発表する可能性
【ベイルート:本紙】
イスラエルのメディアは、ヤイル・ラピド氏率いる政党「イエシュ・アティド(『未来がある』の意)」が、来たる数日のうちに、ナフタリ・ベネット氏率いる政党「ヤミナ」が参加する新連立内閣の発足を発表する可能性があると報じた。
イスラエルの複数紙は、「イエシュ・アティド」が水曜日、ラピッド氏への大統領(組閣)認可の期限の最終日に、新たな「変革の内閣」の発足について表明することを予測している。また、ラピド氏とベネット氏が新内閣における首相職を交代で務めることが予想されている。
ヘブライ語メディアは同時に、ベネット氏がクネセトの「ヤミナ」ブロックが昨日開催した会合において、自身の党のメンバーに対し、「変革の陣営」とともに連立内閣を組閣する意向を伝えたと報じた。同陣営は「リクード党」党首のベンヤミン・ネタニヤフ首相と対立している。
ヘブライ語メディアの報道によると、ベネット氏は自身の党員らに対し、ネタニヤフ氏は仮に「ヤミナ」の支持を得たとしても新内閣を組閣できないとの確信を表明したという。さらに同氏は、ネタニヤフ氏が「右派(ヤミナ)内閣」や「変革の内閣」への参加を選ぶことはなく、ラピド氏との連立、あるいは約2年間ぶりに5期目の選挙に向かうことを選択するだろうと断言したという。
(後略)
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( 翻訳者:白石江里香 )
( 記事ID:51133 )