エジプト:人権団体が当局に対し人権活動家への弾圧をやめるよう要求
2021年06月02日付 al-Quds al-Arabi 紙

■63の人権団体はエジプト政府に人権活動家と平和的抗議者の弾圧を止めるよう要求

【カイロ:本紙】

63の国内及び国際的人権団体は昨日火曜の声明において、アブドゥルファッターフ・シーシー大統領を含むエジプト当局に対し、独立人権団体と全ての平和的な抗議主体に当局が仕掛けている全面的な弾圧キャンペーンを終わらせるための早急な措置を講じることを要求した。声明に署名した団体の中にはアムネスティ・インターナショナル、ヒューマン・ライツ・ウォッチ、カイロ人権調査センター、エジプト人権・自由のためのイニシアティブが含まれている。

諸団体は、具体的で継続的な国内の人権状況の改善の達成のためにエジプトにおける人権侵害を監視し、通報するための国際的なメカニズムの形成を再度呼びかけた。

諸団体は以下のことを要求した。それは言論の自由や集会、結社の自由の権利を平和的に行使したために拘留されている者たち、また裁判を受けたり拘束の合法性に対し控訴したりできずに長期間拘留されている者たちを早急かつ無条件で釈放すること、「別件起訴」として知られる行為を止めること、拘留者を拷問やその他様々な虐待から守ること、彼らが家族や自ら選んだ弁護士と定期的に連絡できるよう保証すること、適切な医療を受けられるようにすることである。

諸団体は、拘留センター内部またはシナイ半島におけるテロとの戦いの一連の作戦の中で発生したものを含む、超法規的殺人や強制的な失踪、拷問などの重大な侵害行為と人権犯罪を非難した。同諸団体は、これらの犯罪に関して責任者らを裁判にかけ、犠牲者の権利を真実、正義、賠償によって保障するために、公正で包括的かつ有効な、独立した捜査の開始命令を発出するよう要求した。

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( 翻訳者:原実都姫 )
( 記事ID:51141 )