イラク:国連人権高等弁務官事務所が長期にわたる難民キャンプ滞在の危険性を警告(2)
2021年06月02日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イラク高等弁務官事務所「数千人もの子供と女性の生活が脅かされている」
【バグダード:本紙】
同氏はイラク政府に対し、「イラク全土の(26の)難民キャンプを閉鎖し、各難民家族に帰還助成金500万ディナール(約3300米ドル)を支給することで彼らに居住地域への自発的な帰還を促し、とりわけ国家歳入予算の改善後については、女性と子供に対して精神リハビリテーションプログラムと文化的・学問的支援を受けさせるために、法的および人道的責任を負う」よう要請した。
同氏は最後に「彼らのキャンプでの滞在が続くことは、とりわけ昨今の暑い気候とコロナウイルス蔓延下での衛生状態(の悪化)のなかで彼らの苦難を増大させることになるだろう。我々は保健省が全難民キャンプにおいてワクチン接種キャンペーンを開始することを望んでいる」と警告した。
(1)に戻る
この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:今井綾香 )
( 記事ID:51143 )