スーダン:ルネサンスダムの危機の解決は交渉以外に選択肢はない
2021年06月18日付 al-Quds al-Arabi 紙
■スーダン:ルネサンスダムの危機の解決には交渉以外に選択肢ははない
【ハルツーム:アナトリア通信】
スーダンのマルヤム・サーディク・マフディー外相は木曜日(17日)、エチオピアのルネサンスダムの貯水と稼働の問題について合意に達するには「交渉以外に選択肢はない」と述べた。
スーダン通信(SUNA)によると、これはマフディー外相がコモロ諸島のザヒール・ズーカマール外相とカタールの首都ドーハで会談した際の発言だという。なお、この会談は、ルネサンスダム危機と今後の展開を協議するため、エジプトとスーダンからの要請を受けて開かれたアラブ連盟の閣僚級会合の合間に行われた。。
また、同筋によると、マフディー外相はルネサンスダムの危機と今後の展開についての詳細な説明を行い、スーダンはダムの貯水と稼働に関する拘束力のある法的合意に達することを強く求めていると表明した。
さらに、スーダンはルネサンスダム問題に関してアフリカ連合が果たす役割を歓迎していると強調した。
そして、ルネサンスダムに関するアラブ首長国連邦のイニシアチブはアフリカ連合のそれを補完するものであり、それに代わるものではないと述べた。
続けて、「地域国家は統合と協力を必要としているため、ダムの貯水と稼働に関する合意に至るには交渉以外に選択肢はない」と語った。
また、コモロ諸島のズーカマール外相はSUNAが報じた彼の発言の中で、「アフリカ大陸の安定に資する合意に達する必要がある」と語ったという。
(後略)
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( 翻訳者:坂上晴郁 )
( 記事ID:51219 )