難民:デンマークが国内のシリア難民に対する滞在許可凍結などの措置を正当化(2)
2021年06月06日付 al-Mudun 紙


■デンマークは13000人のシリア人が既に自国に帰還したとしてシリア難民への対応を正当化

【本紙】

「シリア人権ネットワーク」代表のファダル・アブドゥルガーニー氏はデータ内の数字が正確だとしつつ、本紙に対し以下のように述べた。「デンマーク政府の数値は正確で大きい数である、政府はそこからデンマークのシリア難民問題の再評価するための口実を見つけたのだ。」

しかしアブドゥルガーニー氏によると、以上の事実はシリア難民に対する集団的懲罰政策の採用を正当化するものではないという。同氏は「一部のシリア難民による無責任な振る舞いが(シリア難民)全員に害を与えている」と話している。

さらに同氏は、シリア難民の一部が政権の脅威のためではなく、単に滞在許可や市民権を得るためにヨーロッパへ向かっている一方で、彼らの最大多数は破壊や政権による逮捕を恐れて国を離れたと明らかにした。また庇護を必要としない一部の難民が難民申請者に多大に害を及ぼしているとし、以下のように疑問を呈した。「しかしその口実には、シリア難民を十把一絡げにするための説得力があるだろうか?」

(後略)

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( 翻訳者:武田ほのか )
( 記事ID:51228 )