メフメト2世の肖像画に続いて、ある寄贈者からイスタンブル広域市に寄付されたスレイマン1世の肖像画もサラチハーネで保管されることになった。イスタンブル広域市のエクレム・イマームオール市長は、2点の肖像画をハリチ造船所に建設予定の美術館に展示すると明らかにした。
イタリアの有名画家ジェンティーレ・ベッリーニのアトリエで製作されたメフメト2世の肖像画は、イスタンブル広域市によって購入され、現在サラチハーネで展示されている。クリストファノ・デル・アルティッシモの筆によるスレイマン1世の肖像画も、2021年3月31日にオークション会社サザビーズによりオープンオークションにかけられ、匿名で落札された。この購入者は肖像画をイスタンブル広域市に寄付した。イスタンブルに運ばれた肖像画は、メフメト2世の肖像画の隣に飾られた。
■寄付したのは誰?
「正義と法の支配者、イスタンブルのスルタンたち戻る」と題されたフレームに、まずメフメト2世の肖像画が飾られた。イマームオール市長はそれから、立法王スルタン・スレイマン1世の肖像画も取り出して飾った。市長は、サラチハーネの歴史的なイスタンブル広域市庁舎では数々の美術家の作品を見ることができると話し、それらすべての肖像画をハリチュ造船所に建設される美術館に移すと述べた。イマームオール氏は、誰がスレイマン1世の肖像画を寄付したのかという質問に対し、「誰かということについては、今のところお話しできない。しかし、ご自身が私たちを訪問してくれるだろうと思っている。その方が賛同してくれれば、市民の皆さんにお知らせします」と答えた。
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( 翻訳者:小鉄礼子 )
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