チュニジア:人民議会議長、諸勢力に安静求める
2021年06月27日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ラーシド・ガンヌーシー議長は国内の諸勢力に対しチュニジアの事態の鎮静化に協力するよう訴える

【チュニス:アナトリア通信】

チュニジア人民議会のラーシド・ガンヌーシー議長は土曜日、内政危機の包括的解決のために、すべての勢力に対し事態の鎮静化に協力するよう訴えた。

上記の訴えは、ガンヌーシー議長の事務所が出した声明のなかで述べられ、チュニジア地元メディアにおいて、同氏のいくつかの声明が、「歪曲」されていることを批判した。
ナフダ党党首(54議席 /全 217議席)は、「政界を覆い始めた事態の鎮静化の動きに対する満足の意」を表明した。

ガンヌーシー議長は、「チュニジア大統領(カイス・サイード氏)と国内の全勢力との建設的な対話に支えられ、渦中のチュニジアが政治的危機の包括的解決に到達するための、全員の協力の必要性」を訴えた。

「支持派と反対派とでは、緊張と対立の激化にしか帰結しないということを考慮した際、対話と手を差し伸べる政治が評価される状況のなかで出されたのがガンヌーシー議長の発言だったため、それを歪曲したり、許容できないことを発言に上乗せしたりする全ての試み」を声明は激しく非難した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:吉光奈々子 )
( 記事ID:51249 )