レバノン:トリポリは激動の夜の後、警戒ムードの朝を迎える
2021年06月28日付 Al-Nahar 紙

■警戒ムードのなか静寂の朝…トリポリにおける激動の夜がもたらした被害と負傷者

【トリポリ(タラーブルス):本紙】

トリポリは今日、騒々しい夜の後、警戒ムードの静寂な朝を迎えた。同市では昨日夜、経済のインフレと腐敗、ガソリンと重油の欠品、そして急激なドル高に抗議する、新たな暴力が発生した。同時に、毎日の食糧や薬や入院する権利を求める抗議隊の中に混乱を引き起こすことを目論む第五隊の存在に関する不確かな噂が流れるなか、北部の首都(トリポリ)における危険かつ隠された「首謀者」について警告する声もあった。

軍がトリポリ市における市庁舎や各公的機関の前方の路上に広く展開し、現場の状況を回復させたうえ道路を開放することに成功した。

以下、トリポリにおける激動の夜の結果を要約したものである。

・街路に2発の爆弾が投下された後、タッル警察署とトリポリ市庁舎の近くで8人以上の治安部隊(軍、治安部隊、公安)が負傷

・トリポリの多くの地域で4発の爆弾と砲撃

・中央通り向かいの「バンク・アウディ」の玄関が破壊され、銀行通りにある複数のATMが破損

・レバノン銀行の入り口にいくつかの破損

・飲食店「アブー・スフビー」において破壊が発生。同店の従業員らがデモ隊に発砲し、4人以上の抗議者が負傷

・トリポリ市庁舎の入り口への放火

(後略)

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( 翻訳者:白石江里香 )
( 記事ID:51256 )