気温40度、農産物に被害
2021年07月01日付 Yeni Safak 紙
アンタルヤで日陰でも40度を記録するという、例年を上回る猛暑のため、畑で収穫されるのを待っていた350トンのスイカが焼けて、黄色く変色した。
約1週間にわたる異常な暑さのため、スイカ生産者は厳しい日々を過ごしている。
話をしてくれたのは、50ドニュム(約5ヘクタール)の農地にスイカを植えるアリ・アクソイ氏だ。彼はスイカを収穫し販売に向けて準備しているときに挫折した。
畑の5kgから20kgサイズのほとんどすべてのスイカが、猛烈な熱気と北東からの風によって焼けてしまったという。
50ドニュムの農地から350トンほどの農作物が採れる見込みだったというアクソイ氏は、次のように語った。
「スイカが完全に熟し収穫されるのにあと1週間必要だった。何とも悲しいことに異常な暑さと北東からの風が畑のスイカほぼ全てを焼き、黄色く変色させてしまった。廃棄するスイカが畑に残った。焼けなかったスイカを集めて売り、少なくとも肥料もしくは種のお金を作るしかない。今日は畑でスイカをキロあたり50クルシュで販売した。もしスイカが焼けていなかったら、17万5千リラの収入を得ていた。今は2万から2万5千リラあれば良い方だろう」と述べた。
アクソイ氏は、柑橘類、熱帯植物、そして温室栽培の植物が農業保険の範囲だと説明し、次のように語った。
「残念ながら、スイカとメロンはTARSİM(農業保険)の範囲外だ。これが理由でこのような大災害の時に我々には打てる手がない。全ての大災害はアッラーから与えられたものだが、我々も必要な対策をするべきだ。この道も農業保険によって開かれるだろう。農業会議所会頭と農林省がこの問題において必要な措置を講じ、農家が生産する農作物全てが農業保険に入れられるようになってほしい。」
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( 翻訳者:佐藤くるみ )
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