レバノン:ジュンブラート党首が政府形成をめぐって繰り広げられる「演劇」を揶揄(1)
2021年09月08日付 al-Quds al-Arabi 紙


■国内の危機が継続するなか、ジュンブラート党首が政府形成をめぐって繰り広げられる「演劇」を揶揄

【ベイルート:本紙】

複数の仲介者が担った連絡・協議の動きと裏腹に、政府の形成に向けた合意が生まれないなか、ワリード・ジュンブラート進歩社会主義党党首は、責任感の欠如に関する怒りを表明した。また同氏はレバノンで起こっていることを「演劇」と形容したうえで、メディアを通じて出されるアナリストたちによる展望や見解を批判した。

ジュンブラート氏は自身のTwitterアカウント上で以下のように述べた。「もっとも良いのは、この毎日の協議演劇の代わりにあなたたち自身が判断することである。メディアや諸紙におけるうんざりするような分析の集合体がこれである」。

同氏はさらに「ターリバーンは政府を形成した。あなたたちも彼らのようになり、国民の安全、生活、医療についての責任を負うがよい。あなたたちは、多様性を否定する論理に則ってすべてを知っていると主張する人々である」と述べた。

解決策の欠如は、燃料危機の激化に伴っている。ドゥバイヤからドゥーラに続く幹線道路の下り車線は、ガソリンスタンドの前ですし詰め状態となった車が行列を作った結果、巨大な駐車場へと変容した。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:51329 )