パレスチナ:国際人権団体がイスラエル・パレスチナ双方による「戦争犯罪」を報告
2021年07月27日付 al-Quds al-Arabi 紙
■パレスチナ:ヒューマン・ライツ・ウォッチ「イスラエルがガザ地区の複数の世帯を完全に破壊」
【エルサレム:本紙】
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは火曜、イスラエルが昨年5月にガザ地区で「戦争犯罪」に相当する可能性のある攻撃を行ったと述べた。
同団体は報告書の中で、「62人のパレスチナの民間人を殺害した3回のイスラエルの襲撃を調査したが、近くの地域に明確な軍事標的はなかった」と述べた。
同団体は一方、「パレスチナの武装集団」が「イスラエルの人口集中地で4360発以上の無誘導ロケット弾と迫撃砲を発射し、民間人に対する意図的もしくは無差別攻撃禁止に違反するなど、違法な攻撃を行った」と報告した。
ヒューマン・ライツ・ウォッチの危機紛争課のジェリー・シンプソン副課長は報告書の中で、「イスラエルの部隊は5月にガザで攻撃を行い、複数の世帯を完全に破壊した。一見したところ近くに軍事標的はなかった」と述べた。
同副課長はまた、「パレスチナの部隊がイスラエルの人口密集地へ仕掛けたロケット攻撃は勿論、イスラエル当局が戦争犯罪とされる行為を真剣に調査することを望まないことは国際刑事裁判所による調査実施の重要性を浮き彫りにしている」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:谷口萌依 )
( 記事ID:51399 )