エジプト:視覚障碍者向けの特殊な眼鏡(2)
2021年08月15日付 その他 - El Watan News 紙
■視覚障碍者への支援を目的としたヘルワン大学工学部の学生たちによるプロジェクト
【カイロ:アル・ワタン(エジプト)】
卒業プロジェクトチームによると、「メガネ」は、ある人に出会って認識した際、その人の写真を撮り、メガネをかけている人との距離を計測する。また25センチ以内の距離にあらゆる障害物が存在する際に警告を行うだけでなく、椅子やベッドなど、我々の身の回りに存在している90種類もの物品を認識することが可能なのだという。また「メガネ」によって、視力を失った人も本の写真を撮り、明瞭に写真内の文字を読むことが可能になる。さらにグーグルアシスタントを通じて、「メガネ」の着用者は自分の携帯電話の場所を知ることも可能である。着用者が携帯電話を要求すると、「メガネ」はその場所を特定するために携帯電話への通信を行い、そのロケーションを着用者へと知らせるのである。
卒業プロジェクトはザキー・ブサイニー・ヌスィール博士が監督しており、チームにはアラー・ヒシャーム・ムハンマド、ハーリド・ハムザ・シュクリー、サイード・ムハンマド・サイード、ウサーマ・ムハンマド・ハサンが存在する。またこのチームは工学部の青年福祉部が主導し同部門長のヤースィル・ジャバーリー教授が監督する「私たちは告げる」イニシアチブにも参加している。
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( 翻訳者:赤塚大輝 )
( 記事ID:51478 )