イラク:国会選挙で敗北した候補者らが抗議を続けるなか、バグダードでテロ
2021年10月20日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イラク:「ファタハ連合」は選挙結果に異議を唱え支持者らの動員を続ける

【本紙:バグダード】

人民動員隊の支持者と、選挙で敗れたハーディー・アーミリー氏率いるファタハ連合主体のシーア派政治諸勢力からなる複数のグループは、厳重な治安態勢が敷かれるグリーン・ゾーン(別名インターナショナル・ゾーン)の前で抗議を続け、彼らが主張する投票への「偽造といかさま」の撤回を要求した。複数の治安・報道筋は、バグダード南部郊外にあるラティーフィーヤ地区にある人民動員隊の本部の一つが標的にされたと伝えたが、人民動員隊はこれを否定した。一方、複数の情報源によると、有志連合に兵站支援を行う車列が、ジーカール県(南部)にある国際高速道路で爆弾物の標的にされた。

選挙結果に抗議する者数十人が吊り橋(アアザミーヤ橋)側から首都バグダードにあるグリーン・ゾーン内に到着している。

複数の情報筋(ジャーナリストと目撃者)は「選挙の結果に抗議する数十人は5台の輸送用バスに乗って、グリーン・ゾーンの入り口のゲートに到着した」と伝えた。同情報筋と複数のビデオ映像は、治安部隊が重点的に展開するなかで、グリーン・ゾーンの扉が閉鎖されるのに加えて、権限を持たない者の要塞化されたインターナショナル・ゾーンへの進入が阻止されている様子を記録している。

時を同じくして、在バグダード・アメリカ大使館は昨日、ミサイルの防衛システムを作動させた。

(後略)

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( 翻訳者:内田かぐ美・皆川紗矢香 )
( 記事ID:51485 )