イスラエル:ベネット首相、ハマースに全責任があると発言
2021年08月18日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエル首相、ハマースはガザの代表であると発言

【エルサレム:アナトリア通信】

イスラエルのナフタリ・ベネット首相は、火曜(17日)、イスラエル政府はガザ地区においてパレスチナ人が起こしたいかなる行為の責任もイスラーム抵抗運動「ハマース」にあるとみなすことを宣言した。

彼はガザ地区の「ガザを取り囲む地帯(Gaza Envelope)」に訪問した際に発表した書面による声明において、「私たちはガザの代表はハマースであり、異端の集団でもなければ、ハマース以外のどれでもないと考えている。」と述べた。

なお、このベネット首相の声明は、ガザ地区からイスラエルに向けての砲撃があった翌日に出された。ちなみに、本件に関する犯行声明はどのパレスチナ系組織からも出されていない。

イスラエル軍は、普段と違い砲撃の報復としてハマースの拠点を爆撃しなかった。

この点に関してベネット首相は、「適切な時と場所、そして他の誰でもない私たちにとって適切な状況に行動する。」と述べた。

また、「私たちの目的は南部と『ガザを取り囲む地帯』の住民の安全を長期的に提供することである。」と付け加えた。

さらに、ベネット首相は状況判断のための会議を開いた。同会議にはベニー・ガンツ国防大臣、アブィブ・コチャビ参謀総長、イヤル・フラタ国家安全保障会議(NSC)議長、イスラエル軍のエリエゼル・トリダノ南方司令官およびニムロッド・アロニーガザ地区部隊司令官、その他の安全保障関係の高官全員が出席した。

なお、本会議はイスラエル軍のガザ地区管轄部隊の本部で行われた。

会議の直後、ベネット首相は「イスラエル国家とイスラエル軍はすべてのシナリオに対処する準備が十分にできている。」と述べた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:内田かぐ美 )
( 記事ID:51491 )