■オマーンが全国水素同盟を設立する
【本紙】
オマーンは木曜(12日)、国内の水素エネルギー社会化を推し進めるため、全国水素同盟を設立すると発表した。
国営オマーン通信が報じたところによると今日、「HY-FLY(ハイ・フライ)」と名付けられた全国水素同盟を発足させるための合意が、オマーン石油開発(PDO)人材開発センターで結ばれた。この同盟は、クリーンな水素の生産および使用を発展させてゆくプランにおいてオマーンが確固たる地位を確立することを目的とし、同国のエネルギー・鉱物省により設立された。
同通信社によると、この同盟は政府機関や石油・天然ガスの事業者、教育・研究機関、および港を含む公民両部門における13の主要企業から構成され、それらの企業はクリーンな水素の生産・輸送・国内活用・輸出のサポートおよび円滑化に向け協働していくという。
同同盟は、様々な投資やテクノロジー、政策、経験をもとにして、水素のあらゆるサプライチェーン全てにおいてクリーンな水素の促進に取り組むとしている。このことはオマーンのエネルギー保障および脱炭素化への取り組みを支え、最終的には同国におけるグリーン経済への円滑な移行をもたらすことが期待される。
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( 翻訳者:吉岡珠実 )
( 記事ID:51502 )