避難の混乱が拡大、「タリバン」はパンジシールへ戦闘員を派遣
2021年08月23日付 al-Quds al-Arabi 紙
■避難の混乱が拡大、「タリバン」はパンジシールへ戦闘員を派遣
【ロンドン:本紙、諸通信社】
アフガニスタンにおけるタリバンの権力掌握から1週間が経ち、危険な状況下で諸外国の避難活動は続いており、また、大きな混乱が市民たちの殺害を引き起こしている。
「タリバン」はパンジシール渓谷を制圧すべく「数百人の」戦闘員を同地に送っている。「パンジシールの抵抗勢力」のアフマド・マスウード指揮官は、タリバンとの平和的対話を望んでいると述べたが、戦闘を行う準備はできているとも強調した。英国国防省は、昨日日曜、空港近くの混乱の中で7人のアフガニスタン人が殺害されたと述べた。
だが、ドイツ軍の避難活動の指揮官であるイェンス・アラルト准将は、閉鎖された空港のゲートの前に群がる人々の間で土曜に「悲劇的な」状況があった後、現在は「比較的落ち着いている」状況であると述べた。また、人々は押され、踏まれ、時に潰されたとも述べた。そして状況の鎮静化は、例えば北ゲートが長い期間閉鎖されなければならないことを明らかにしたと述べた。また、北ゲートにおける群衆の圧力は現在は存在しないと付け加えた。
(後略)
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( 翻訳者:朝比奈優有 )
( 記事ID:51520 )